【おすすめのギタリスト】
ギタリスト名:Chris Brooks
出身地:オーストラリア
誕生:-
活躍期間:2000年代~現在
ジャンル:ロック、メタル、フュージョン
在籍歴:-
オーストラリア出身のロック、メタル、フュージョンのギタリストです。
ソロアルバム「The Master Plan」(2002)や 「The Axis of All Things」(2011)の発表によって、日本を含め、広く世界から賞賛を得ました。
ギター教則本(動画も含む)の著者としても活躍しています。
80年代に世界のロックシーンを席巻したエネルギッシュなリードギターの輝き、鮮烈さに刺激を受けて生まれた彼の音楽は、今も変わらず広く支持されています。
素早いピッキング、メロディックなフレーズ、自由で開放的で流れるようなソロなどが、力強くプレイされていきます。
1986年、クリス・ブルックスはブレット・ガースドのギターをテレビで見て大きな影響を受け、その後、ヴィニー・ムーア、スティーヴ・ヴァイ、イングヴェイ・マルムスティーン、グレッグ・ハウなどからも多くを学んだようです。
オーストラリア音楽院(Australian Institute of Music)に入学したクリス・ブルックスは、現代音楽を学び、ジャズやフュージョンに触れ、フランク・ギャンバレ、アラン・ホールズワース、 パット・メセニー、リッチー・コッツエンなどのギターインストの作品も聴くようになりました。
90年代には、イングヴェイ・マルムスティーンのカバー曲などを含めたデモテープを制作し、YouTubeで世界に発信していたようです。
その後、先のソロアルバムを発表したり、他のミュージシャンのレコーディングにゲストとして参加したり、「Neoclassical Speed Strategies for Guitar」などの教則本の制作・リリースをしたりするなど、活躍を続けています。
【アルバムの紹介】
アルバム:The Axis of All Things
発表:2011年
スタイル:ロック メタル フュージョン
イメージ:エネルギッシュ
1枚目のマスター・プランの発表以後、長く待たれていた2枚目のソロアルバムです。
マスター・プランは、プログレッシヴ/メタル風のアルバムでしたが、The Axis of All Thingsはプログレッシヴさを残しながらも、フュージョンやジャズ・ロック色を強め、聴きやすくなっています。
この2枚目をリリースするまでに9年かかっており、曲作りに厚み、多様性が増しています。
曲によっては、クラッシック、カントリーの色合いも取り入れています。
オープニングはクラシカルな曲をクリス・ブルックス流にアレンジし、ギターのみでの前奏曲(プレリュード)となっています。
タイトルトラックのThe Axis of All Thingsはメロディックなシュレッド、3曲目、Transfigurationはノリのよいファンク・フュージョン。
4曲目Open Doorsは、ジョーイ・タフォーラのアルバムInfra- Blueに刺激を受けて作曲したもので、アップテンポで楽しく、キャッチーな曲。
Not the Day, Nor the Hourは緊張感が漂い、思索的でもあり、繊細でアコーステックなWisdom Roadへと続きます。
キー・マルセロのカバー曲、Hammer’s Heartはクリス・ブルックスの思い入れのある曲で、彼自身がこのアルバムでとても気に入っている作品。
Feeding the Mythは再び、メロディックなシュレッドで、カントリーを思わせるVelvet Clawsへと続きます。
全曲がテンションの高いギターインストです。
全10曲のうち7曲がクリス・ブルックスの作曲、全曲が彼のアレンジで、彼の作曲やソロのセンスの良さも示しています。
収録曲(ギターインスト:赤字)
1. Prelude
2. The Axis of All Things
3. Transfiguration
4. Open Doors
5. Not the Day, Nor the Hour
6. Wisdom Road
7. Hammer’s Heart
8. Feeding the Myth
9. In and Out of Dreams (Axis Pt II)
10. Velvet Claws
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Axis of All Things - Brooks, Chris