■Steve Stevens(スティーヴ・スティーヴンス)■




【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Steve Stevens
出身地: アメリカ
誕生:1959年
活躍期間:1980年代~現在
ジャンル:ハード・ロック プログレッシヴ・ロック フラメンコ 
在籍歴:ボジオ・レヴィン・スティーヴンス  アトミック・プレイ・ボーイズ 
 
 アメリカ出身のギタリスト、作曲家です。

 ビジュアル系のファッションとギタリストとしての才能が魅力となり、ファンをひきつけ、80年代からのロックシーンで輝いています。

  映画『トップガン』(1986年)のテーマ曲として有名なギターインストのロック曲Top Gun Anthemのギタリストとして広く知られています。

 この曲ではスティーヴンスのギター・テクニックが存分に発揮され、1987年のグラミー賞では、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞しました。
 
 ニューヨーク、ブルックリンで生まれ、7歳の時にギターを手にし、13歳まではクラシックギターを弾いていたようです。

 後にエマーソン・レイク・アンド・パーマーやイエスのようなプログレッシブ・ロックの大ファンとなりました。

 ビリー・アイドル(ボーカル)と合流して音楽活動をし、スティーヴンスのシュレッドギターやグラムロック風のファッションとビリー・アイドルの個性がファンに受け入れられ、1982年のアルバム「Billy Idol」以降、大きな成功を収めていきますが、ギタリストとしてのソロ活動を充実させたかったスティーヴンスは、ビリー・アイドルとの活動を停止します。(2000年以降に再び合流しています)。

 スティーヴンスはその後、1987年のマイケル・ジャクソンのアルバム「Bad」に参加したり、アトミック・プレイ・ボーイズを結成するなど多くのミュージシャンと活動を共にしていきますが、1996年にテリー・ボジオ(ドラマー)に出会ったスティーヴンスは、トニー・レヴィン(ベーシスト)とともに、新バンド、ボジオ・レヴィン・スティーヴンスを結成し、1997年、ついにプログレッシィヴ・ロックのアルバム「Black Light Syndromes」を発表することができました。

 ソロ・アルバムとしては、1枚目の「Atomic Playboys」(1989年)、2枚目の「Flamenco A Go-Go」(1999年)、3枚目の「Memory Crash」(2008年)を発表しています。

 2000年以降、ビリー・アイドルと再び合流し、アルバム制作に参加するなどしています。



【アルバムの紹介】
アルバム:Memory Crash
発表:2008年
スタイル:ハード・ロック 
イメージ:力強い 光り輝く

Memory Crash - Steve Stevens
Memory Crash - Steve Stevens

 実に素晴らしいアルバムです。

 スティーヴンスにとっては、初めてのエレクトリック・ギターによるインストのソロ・アルバムです。

 このアルバムを制作する前に、ピンク・フロイドとイエスをかなり聞き込んだとのことですが、このアルバムにはその他、ロビン・トロワ―、レッド・ツェッペリン、キングクリムゾン、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、ジェフ・ベックの影響も見られると評されています。
 
 スティーヴンスはギター・エフェクトの達人といわれ、万華鏡のように変幻自在なサウンドは、これまで見たことがなかったような光をファンに示してくれているような気さえします。

 彼が創造的で新鮮な輝きを発するギタリストであることを示すアルバムです。

 作曲も実にクールで、曲の中に複雑なリズムや多くの変化を組み込ませ、リスナーを飽きさせることがありません。 

 幕開けの、荘厳で伸びやかなHeavy Horizonがこのアルバムのワクワク感を増幅させてくれます。

 Hellcats Take the Highwayは明確なロックンロールですが、単調でなく、スピード感あふれ、疾走するパフォ―マンスの中で多様なメロディ、サウンドが楽しめます。

 タイトルトラックMemory Crashは、ジェフ・ベックのアルバム「ギター・ショップ」の時代を連想させてくれると評されることもあるようです。

 畳みかけてくる展開、ヴァイブレーションが素晴らしいです。

 Water on Aresではアコースティックが美しいだけでなく、歪みのあるエレクトリック・ギターのソロも秀逸です。

Day of the Eagleは、ジミ・ヘンドリックスの再来といわれたロビン・トロワ―のカバー。

 ブルース・ロックを弾きまくっています。

 Small Arms Fireはフラメンコのイントロから始まりますが、突然、劇場的な展開となります。

 焼けつくようなギターサウンドが魅力となっています。

 フュージョンロックのPrime Moverは、実にクールな曲で、スライドギターも入り、スティーヴンスのジェフ・ベックへの愛が感じられると評されることもあるようです。

 Josephineはこのアルバムでは2曲目のボーカル曲ですが、スティーヴンス自らのボーカルが聴けます。

 このアルバムでのドラマーは、かつてビリー・アイドルと合流していた時のドラマー、Brian Tichyです。

 Day of the Eagle以外はスティーヴンスの作曲で、ロックの魂や楽しさを伝える、ノリのよいメロディに溢れるこのアルバムは、その才能の豊かさも証明しています。

 また、ベースもDay of the Eagle以外はスティーヴンスが全曲プレイしています。

 最も過小評価されているギタリストの一人といわれていますが、このアルバムは、その過小評価を払拭するに十二分なアルバムとなっています。


収録曲(ギターインスト:赤字)
1. Heavy Horizon
2. Hellcats Take the Highway
3. Memory Crash
4. Water on Ares 

5. Day of the Eagle
6. Small Arms Fire
7. Cherry Vanilla
8. Joshua Light Show
9. Prime Mover

10. Josephine



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Memory Crash - Steve Stevens
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