■Brett Garsed(ブレット・ガースド)■


【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Brett Garsed
出身地: オーストラリア
誕生:1963年
活躍期間:1980年代~現在
ジャンル:ハードロック  
在籍歴:NELSON

 超絶技巧で知られるオーストラリア出身のギタリストです。

 マイク・バーニー・プロジェクトⅡ(MVPⅡ)のアルバム「Centrifugal Funk」(1991年)で、フランク・ギャンバレ、ニール・ショーンとともに秀逸なインスト・ギターをファンに届けています。

 オーストラリアはヴィクトリア州で生まれ、12歳の時、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアの「Speed King」を聞き、ギターを始めたとのことです。

 1か月ほどレッスンを受けた後、独学でギターの腕を磨き、従妹や友人とバンドを結成しライヴを楽しんでいましたが、その頃はリッチー・ブラックモア、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ジミ・ヘンドリックスなどの影響を受けていました。

 その後、レオ・コッキ、エドワード・ヴァン・ヘイレンなども聴くようになったとのことです。

 5年ほどエレクトリック・ギターを弾いた後、クラシック・ギターのレッスンを1年ほど受けたとのことです。

 その後、アラン・ホールズワースを聴くようになるうちに、ラリー・カールトンやスコット・ヘンダーソンのようなフュージョン系のギターにも触れ、新しいサウンドや可能性への広がりを探るようになりました。

 1985年に、ブレット・ガースドは『ギター・プレーヤー』誌のコラム「スポットライト」でとり上げられ、国内外に彼の存在を知らしめることができ、これを機会に、プロのミュージシャンとしての道を拓いていきました。

 オーストラリアのジョン・ファーナム(ボーカル、元リトル・リバー・バンド)のバンドに迎えられ、アルバムの制作やオーストラリア、ヨーロッパでのツアーなどで成功を収めました。

 また、アメリカのハードロック・バンド、ネルソンのメンバーにもなり1990年にデビューアルバムを発表しています。

 一方、TJ・ヘルメリッチ(ギター)との共演による作品も注目を浴びることとなり、1992年にアルバム「QUID PRO QUO」が第1弾として発表され、その後もアルバムの制作が続きます。

 ブレット・ガースドのソロアルバムは2002年の「Big Sky」がデヴュー作で、2011年の「Dark Matter」へと続いていきます。いずれも、全曲がギター・インストです。



【アルバムの紹介】
アルバム:Big Sky
発表:2002年
スタイル:ロック・フュージョン  プログレッシヴ・ロック  
イメージ:繊細 緊張感 知的 思索的

ビッグ・スカイ - ブレット・ガーズド, ブレット・ガーズド


 ブレット・ガースドのソロ・デヴュー・アルバムで、全曲がギター・インストです。

 収録されている曲の多くは、派手な曲やノリのよい曲というより、メロディアスながらも、プログレッシブ系の知的な緊張感が楽しめる曲です。

 ビッグ・スカイ(大空?)という大きなキャンパスに、アートフルな絵画を音楽で思いっきり描いてみたアルバムというふうに、勝手に解釈しています。

 そういう意味でも、各楽曲のタイトルの意味を想像しながら作品を聴きたくなります。

 1曲目(Undoing)から4曲目(Drowning)までは、美しく流れるメロディが多用されていながらも、知的で思索的な空間も楽しめる楽曲が続きます。

 2曲目のTrinityが、最もプログレっぽい、思索的な曲で、不思議な魅力を持つ曲です。

 3曲目(Brothers)は、ベースのRic Fierabracciのソロが美しく、ブレット・ガースドとかけあうところも美しい。

 5曲目(Fu'd Fight)は、リズムの力強さが嬉しく、車のエンジンがかかってきたような楽しさがあり、超絶技巧のギターもキレています。

 6曲目(Breathe)と7曲目(Got The Horn)は、力強い緊張感が楽しめ、8曲目(The Myth)は、一転、明るい世界を描いています。

 9曲目(Friend Or Foe)と10曲目(Big Sky)は最後を飾る2曲で、スローで広がりのあるサウンドが魅力的です。ブレット風バラードというところ。

 10曲目の最終盤の超絶技巧のギターのキレやトーンも素晴らしい。

 11曲目(Minx)のボーナストラックは、硬質のプログレッシヴ風で、力強く渋い。好き嫌いはあるでしょうが、聴き入ってしまいます。ベースもソロで結構弾いています。

 11曲中、9曲はブレット・ガースドの作曲で、2曲目と11曲目のみが他のミュージシャンとの共作となっています。

 ベースはアメリカ出身のRic Fierabracciで、フランク・ギャンバレやチック・コリアなど数多くのミュージシャンとアルバムを制作し、このアルバムではブレット・ガースドとともにプロデュースも行っています。

 ドラムはギリシャ出身のToss Panosで、マイケル・ランドウ、フランク・ギャンバレ、スティーヴ・ルカサーなどとアルバムを制作しています。


  
収録曲(ギターインスト:赤字)
1.Undoing
2.Trinity
3.Brothers
4.Drowning
5.Fu'd Fight
6.Breathe
7.Got The Horn
8.The Myth
9.Friend Or Foe
10.Big Sky
11.Minx( bonus track for Japan)



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