【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Michael Lee Firkins
出身地: アメリカ
誕生:1967年
活躍期間:1980年代~現在
ジャンル:ブルース・ロック ロック
在籍歴:The Howling Iguanas
シュラプネル系の速弾きをマスターしながらもブルースやサザーンロック、カントリーなども愛し、得意としている、アメリカ出身らしいギタリストです。
父親はラップスティールギタリストで母親はピアニストという音楽一家に生まれ育ち、8歳でアコースティックギターを弾き始めたようです。
ギターはほとんど独学でありながらも、地元ネブラスカ州オマハでレッスンも受けたとのことです。
レーナード・スキナード、レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、AC/DCなどが好きだったようです。
12歳から18歳までは地元のバンドや教会で演奏し、1985年にカバーバンドのギタリストとして、アメリカ国内のツアーを始めました。
カバー曲の演奏に物足りなさを感じ、オマハにもどり、ギターを教えたりして数年が経つうちに、彼の音楽の関心はチェット・アトキンスやアルバート・リーなどにも広がっていきました。
音楽的に成長を続ける中で、ギターインストの5曲のデモ音源をギター・プレイヤー・マガジンのマイク・ヴァーニーに送り、シュラプネルと契約することに成功し、次の扉を開けることができました。
1990年に自らの名前をタイトルとしたデビュー・アルバムをシュラプネルからリリースし、これが大ヒットとなり、10万枚以上のセールスを記録するとともに、ギター・プレイヤー・マガジンの読者投票で“Best New Talent”に選ばれました。
その後、シュラプネルからさらに2枚のアルバムを出した後、カバー曲を集めたアルバムや、自らのボーカルが入ったブルース色の強いアルバムを制作するなどして活躍しています。
ニール・ザザのアルバム「Staring at the Sun」(2001年)では2曲、ゲスト・ミュージシャンとして参加しています。
【アルバムの紹介】
アルバム:Michael Lee Firkins
発表:1990年
スタイル:ロック
イメージ:明るい 伸びやか
マイケル・リー・ファーキンスのデビュー・アルバムで、まだ23歳頃と若くして制作したアルバムとしては、完成度が高いという評価を得ているアルバムです。
伸びやかなロック調のLaughing Stacksから始まり、4曲目まではそれぞれの楽曲のテーマやメロディ、スピード感が明確に組み合わされた、秀逸なロックナンバーとなっています。
いずれの曲も元気が出てくる曲、演奏です
Déjà Bluesは渋いブルースナンバーですが、煌びやかなギターが新鮮なブルースを聞いているような気持ちにさせてくれます。
6曲目のSpace Cricketsはスピード感あふれ、このアルバムでは聞いていて一番楽しくなる曲です。
7曲目のRain in the tunnelはかっこ良いリフとゆっくりと歌い上げるメロディとが組み合わされた楽曲。
8曲目はカントリー調の曲になり、最後のThe Sargasso Seaはバラード風でギターが滑るように流れたり、情感豊かに歌い上げたりという楽曲です。
曲も演奏もグルーヴ感も素晴らしく、約30年前に制作されたアルバムですが、新鮮さを失っていません。
収録曲(ギターインスト:赤字)
1 Laughing Stacks
2 24 Grand Avenue
3 Runaway Train
4 Cactus Cruz
5 Déjà Blues
6 Space Crickets
7 Rain In The Tunnel
8 Hula Hoops
9 The Sargasso Se
(AMAZON)
Michael Lee Firkins - Laughing stacks