■George Benson(ジョージ・ベンソン)■



【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:George Benson
出身地:アメリカ
誕生:1943年
活躍期間:1960年代~現在
ジャンル:ジャズ
在籍歴: The George Benson Quartet

 アメリカはペンシルベニア州ピッツバーグで生まれ育ったジャズ・フュージョン界のスーパースターです。
 ギタリスト、シンガー、ミュージシャン、多才なパフォーマーとして活躍しています。
 美しく、優しいギタートーンと最高のグルーヴ感でファンを魅了しています。

 7歳でウクレレをドラッグ・ストアで演奏し、8歳で週末の夜にナイトクラブでギターを演奏したり、歌ったりし、10歳で最初のシングル・レコード(She Makes Me Mad)をニューヨークで録音するという経歴を持っています。

 1964年、21歳で初リーダー・アルバムThe New Boss Guitarを制作しています。

 若い時代、彼はウエス・モンゴメリーに見いだされたといわれていますが、ウエス・モンゴメリーは1963年にアルバムBoss Guitarをリリースしています。

 この頃のジョージ・ベンソンのギターは、ソウル・ジャズ、R&B、ファンクとスイングというような、生き生きとしたジャズ・ギターそのものだったようです。

 その後、いくつかのアルバムをリリースしながら、1968年にはマイルス・デイビスのアルバムMiles in the Skyのレコーディングに参加しています。

 そして、1976年、意外性を込めた表現として“事件”ともいわれるソロ・アルバムBreezin’を発表しました。

 ボーカリストとしての才能も見事に発揮したこのアルバムで、ジョージ・ベンソンは、大ブレイクし、グラミー賞を2部門で受賞することになります。

 その後、ギタリストとして、シンガーとして活躍し、ビッグ・スターへの階段を昇り続け、マーケット的にも成功を収めるようになっていきます。

 ギターは、ジャズとブルースの融合から、ポップなフュージョン、スムースジャス系へと変容していったといわれています。
 そして、世界的な名声を確固たるものにし、多くの聴衆を熱狂させていきました。

 これまでグラミー賞を10度受賞しており、最高峰のジャズ・ギタリストとの評価が確立しています。
 
 





【アルバムの紹介~その1~】
アルバム:Breezin’
発表:1976年
スタイル:ジャズ・フュージョン  
イメージ:暖かい 快適 爽快 優しい

ブリージン - ジョージ・ベンソン
ブリージン

 ジャズ界のジョージ・ベンソンが、一夜にして、ポップ・ミュージック界のスーパースターとなったアルバムです。

 ジョージ・ベンソンのソフトで、メロウで、流れるようなギターはもちろん魅力的ですが、このアルバムで最も注目を浴びたのは、ジョージ・ベンソンのボーカルによるThis Masqueradeだったようです。
 ソウルフルで、滑らかな歌声とギターユニゾンで歌われるスキャットからなるこの曲が大ヒットとなりました。
 ギターも弾けるボーカリストと表現されることも。
 レオン・ラッセル作曲で、シングルにもなり、ジョージ・ベンソンはこの曲でグラミー賞の最優秀レコード賞を受賞しています。

 ギター・ワークは着実でグルーブ感溢れ、タイトル・トラックのBreezin’と4曲目のAffirmationは、ギターインストの名曲といわれます。

 Breezin’はBobby Womackの作曲で、これもシングルとなり、ヒットしたナンバーです。
 暖かい心、快適、爽快、親切な心といったイメージで、聴けば必ず心洗われ、新鮮さを取り戻すような気分になり、何度聞いても飽きません。

因みに、このアルバムのリズム・ギターとして参加しているPhil Upchurchが、この曲のベースをプレイしていますが、とてつもなく大きな安心感を醸し出しています。
ドラムはHarvey Masonです。

 個人的には、6曲目のLadyもきれいな曲でとても好きです。

 ジョージベンソンが音楽シーンで時の人となったアルバムで、世界の大勢の人に音楽の楽しさ素晴らしさを届けた作品です。

 このアルバムは、グラミー賞でベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞しました。
  
 



収録曲(ギターインスト:赤字)
1. Breezin'

2. This Masquerade
3. Six To Four
4. Affirmation
5. So This Is Love
6. Lady   
 
 


(Amazon)
ブリージン - ジョージ・ベンソン
ブリージン


 



【アルバムの紹介 ~その2~】
アルバム:Collaboration
発表:1987年
スタイル:ジャズ・フュージョン  スムーズ・ジャズ 
イメージ:暖かい  優しい ゆったり 洗練  

Collaboration - Benson, George, Earl Klugh
Collaboration - Benson, George, Earl Klugh

 ウェス・モンゴメリーの再来・後継者と呼ばれたジョージ・ベンソンが、かつて彼のグループのセカンドギタリストだったアール・クルーとコラボした作品です。

 気心が知れた二人のギタリストが、個性を伸ばし、超越的なコラボレーションを創作、実現しました。

 ちなみに、ジョージ・ベンソンが10歳年上になります。

 ジョージ・ベンソンのエレクトリック・ギターによる力強くもメロディアスなサウンドとアール・クルーの素朴で洗練されたアコースティックの響きが見事なコントラストを描いています。

 Mt. Airy Roadは、澄み切った空気感が漂っていて、ジョージ・ベンソンのユニゾンでのスキャットも入っています。
 マーカス・ミラーの曲だからでしょうか、ベースの入り具合も絶妙で、ベンソン、クルー、ミラー3人のコラボレーションによる上質のフュージョンという感じです。

 Mimosaはジョージ・ベンソンの作曲で、シンセサイザーを背景に、爽やかで美しいメロディが、二人のソロによって奏でられます。
 ミモザの花を歌っているのでしょうか、それこそ言葉に表現できないくらい魅力的な曲で、非常に好きな曲です。

 Brazilian StompSince You're Goneは、アール・クルーの作曲です。
 Brazilian Stompはサンバ調で躍動的なパーカッションとともに二人のソロが冴えわたります。

 Since You're Goneは切なさや甘酸っぱさが残りそうな曲です。
 アール・クルーのソロの後にジョージ・ベンソンのソロが入り、歌い上げていきます。

 Dreamin'は再び、マーカス・ミラーの曲で、流れるような二人のギター・サウンドが楽しめ、この曲が好きなファンも多いようです。

 Collaborationはタイトルトラックですが、ハービー・メイソン、ランディ・グッドラムの共作で、スリリングで、緊張感があり二人のギターがより生き生きとしています。
 ギターインストの名曲といわれます。 

 Romeo & Julietは、CDとカセットにのみ収録されたプレゼント曲のようです。
 ニーノ・ロータ作曲の映画音楽ですが、ここではアール・クルーのアコースティック・ギターが印象的です。


 参加ミュージシャンは、マーカス・ミラー(ベース)、ハービー・メイソン(ドラム)、ポール・ジャクソン(リズム・ギター)など素晴らしい顔ぶれになっています。
 また、プロデュースは、アルバム「Breezin’」と同じトミー・リピューマです。

 このアルバムは、アメリカでは1987年のTop Contemparary Jazz Albumの1位に輝きました。
 大きな成功を収めるとともに、芸術性も高く、多くのミュージシャンに影響を与えたアルバムといわれています。 

  

収録曲(ギターインスト:赤字)
1. Mt. Airy Road
2. Mimosa
3. Brazilian Stomp
4. Dreamin'
5. Since You're Gone
6. Collaboration
7. Jamaica
8. Romeo & Juliet (Love theme from Romeo & Juliet)  



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Collaboration - Benson, George, Earl Klugh
Collaboration - Benson, George, Earl Klugh