■Tony MacAlpine(トニー・マカパイン)■





【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Tony MacAlpine
出身地:アメリカ
誕生:1960年
活躍期間:1980年代~現在
ジャンル: ロック
在籍歴:Planet X CAB 


 トニー・マカパインは超絶技巧のミュージシャンとして活躍を続けています。

 ソロ・アーティスト、バンド・メンバー、セッション・プレーヤー、ツアーへの参加、そしてプロデュースなど活躍の姿は様々です。

 ギターやキーボードで、クラッシック音楽、ジャズ、フュージョンをハードロック、ヘヴィメタルと一体化させることがミッションです。

 マサチューセッツ州スプリングフィールドに生まれ育ち、幼少期にはピアノやバイオリンの教育を受けました。

 5歳から12年間ほど、スプリングフィールドの音楽学校でピアノを学び、その後、さらに、ハートフォード大学(コネチカット州)で音楽を幅広く学びました。

 12歳でギターを手にし、1980年代半ばから後半にかけ、世界のネオクラシカル・ギターの名手のリーダー格として活躍していきまし た。
 
 1986年に、ソロのファーストアルバム「Edge of Insanity」をリリースしています。

 ショパンを尊敬し、音楽的な影響を受け、多くのスタジオ・アルバムでショパンの幻想即興曲などのピアノ曲が収録されています。

 2003年から2005年にかけては、キーボードプレイヤーとギタリストとしてスティーヴ・ヴァイのツアーに参加し、G3LIVEにも参加しています。

 2016年にミッシェル・ポルナレフがツアーで来日したとのことですが、バックバンドのメンバー(ギター)として参加しています。






【アルバムの紹介】
アルバム:Maximum Security
発表:1987年
スタイル:ハードロック  ヘヴィ・メタル
イメージ:疾走感  エネルギッシュ   




 トニー・マカパインのセカンド・アルバムです。

 ネオクラシカル・フュージョンのこのアルバムの魅力は、美しいメロディ、怒涛の疾走感、重厚なサウンドが一体となって、神業のごとく完璧に展開されていくことです。

 どの曲も度肝を抜くようなギター・ソロで溢れています。

 1曲目のAutumn Lordsは、ネオクラッシック、ヘビメタの正統派のようなサウンド、メロディが続き、アルバム全体への期待が高まりますが、その勢いは衰えることなく、最後の曲まで貫かれます。

 特に、2曲目Hundreds of Thousands、3曲目Tears of Saharaは、聴いてその素晴らしさに驚くには申し分なく、ギターインストの名曲といわれています。

 3曲目、9曲目ではGeorge Lynch、6曲目ではJeff Watsonを招いてソロを掛け合っていて、これも聴きごたえがあります。

 8曲目のショパンのエチュード以外は、全てトニー・マカパインの作曲で、彼自身は、ギターとキーボードとベースをプレイしています。

 全曲が濃密で、作曲も演奏も手抜きなしといった感じです。



収録曲 (ギターインスト:赤字)
1. Autumn Lords
2. Hundreds Of Thousands
3. Tears Of Sahara
4. Key To The City
5. The Time And The Test
6. The King's Cup
7. Sacred Wonder
8. Etude #4 Opus #10
9. The Vision
10. Dreamstate
11. Porcelain Doll




(AMAZON)
Maximum Security





Tony MacAlpine - Key to the City (Official Music Video)