【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Mike Stern
出身地:アメリカ
誕生:1953年
活躍期間:1970年代~現在
ジャンル:ジャズ
在籍歴:Blood, Sweat & Tears
グラミー賞に6回ノミネートされているジャズ・ギタリストです。
セッションでは多様なプレイが可能で、自らのファンであるジミ・ヘンドリックス、ウエス・モンゴメリ、アルバート・キングなどに似たサウンドが要求されれば即座に応じることができるといわれています。
ソロ・アルバムでは、ジャズをベースにしながらロック・フュージョンをブルージィーにプレイするという感じのプレーヤーです(個人的な印象ですが)。
アメリカはボストンに生まれ、ワシントンDCで育ち、バークリー音楽大学でジャズを学ぶためにボストンに戻ってきた経歴を持っています。
1981年にマイルス・ディビスがカムバックした際に、ギタリストとしてクラブやレコーディングに参加し、脚光を浴びました。
その後、ジャコ・パストリアスのバンドなどにも参加しています。
1983年にソロ・アルバム「Neesh(ファット・タイム)」をリリースし、その後、次々とソロ・アルバムを発表していきましたが、グラミー賞のBest Contemporary Jazz Albumにノミネートされたアルバムは次の6枚です。
「Is What It is(1995)」「Between the Lines(1997)」「Voices(2002)」「Who Let the Cats Out?(2007)」「Lifecycle(2009)」「Big Neighborhood(2010)」。
1993年には、Guitar Player誌のJazz Guitarist of the Yearに選ばれています。
【アルバムの紹介 ~その1~】
アルバム:Between the Lines
発表:1997年
スタイル:フュージョン
イメージ:洗練 知的
グラミー賞にノミネートされたアルバムです。
ノリの良い曲、ファンクっぽい曲、静かで美しい曲などがありますが、マイク・スターンのギターは、知的で繊細なイメージのメロディ、フレーズを創り出してきます。
ベースとドラムがしっかりとライブ感を生み出し、大活躍するサックスとともに、このアルバムの素晴らしさの大きな構成要素となっています。
収録曲 (ギターインスト:赤字)
1. Sunnyside
2. The Vine
3. Wing And A Prayer
4. Lose The Suit
5. You Never Know
6. Tell Me
7. With A Twist
8. True Enough
9. Pages
10. Bait Tone Blues
(AMAZON)
Between the Lines
【アルバムの紹介 ~その2~】
アルバム:Play
発表:1999年
スタイル:フュージョン
イメージ:洗練 知的
John Scofield(ジョン・スコフィールド)とBill Frisell(ビル・フリゼール)という二人のビッグ・ジャズギタリストとの競演が収められた豪華なアルバムです。
競演と言っても、バトルというよりもお互いがリスペクトし、バランスをとりながらアイデアの豊かさを展開していきます。
ジョン・スコフィールドとは、トラックの1、2、3、ビル・フリゼールとは、4、6、7、10で競演となっています。
3人のそれぞれの個性、世界によって創られる、繊細で、独特の、時に不思議な空間が広がっていきます。
テナー・サックスのBob Malach(ボブ・マラック)もトラックの5、8などで存在感を示し、聴いていて楽しいです。
全曲がマイクターンの作曲で、ジャズらしい曲、情緒的な曲、ロック・フュージョンが楽しめる曲など、いろいろなジャンルの曲が収められていることもこのアルバムの魅力です。
1曲目のタイトル・トラックPlayがギターインストの名曲として紹介されることがあります。
全米ビルボードのTop Jazz Albumsチャートで21位を記録したアルバムです。
収録曲(ギターインスト:赤字)
1. Play
2. Small World
3. Outta Town
4. Blue Tone
5. Tipatina's
6. All Heart
7. Frizz
8. Link
9. Goin' Under
10. Big Kids
(AMAZON)
Play
Chromazone - Mike Stern