【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Carlos Santana
出身地:1947年
誕生:メキシコ
活躍期間:1960年代~現在
ジャンル:ロック
在籍歴: Santana
メキシコ出身のアメリカのギタリストで、情熱的で魂のこもったプレーや、ラテン・ブルース・ロックの力のある、柔らかいギター・トーンは、聞けばすぐにサンタナと世界中の人がわかるといわれています。
メキシコのハリスコ州・ナヴァロで生まれ、5歳でバイオリンを習い、8歳で、マリアッチ・ミュージシャンの父のもとでギターを習いました。
少年期にサンフランシスコに家族で引っ越し、地元のハイスクールを卒業し、その頃、BBキングなどの50年代の人気プレーヤーの影響を受けるほか、50年代のロックン・ロールやジャズ、フォーク・ミュージックなどにも関心がありました。
1966年にサンタナ・ブルーズ・バンドを結成し、ロック、ジャズ、ブルース、サルサ、さらにアフリカン・リズムが一体となった、独特のサウンドをもつこのバンドはサンフランシスコで人気を博します。
そして、その後、1969年のウッドストック・フェスティバルに出場し、大成功を収め、世界的なバンドとなったことはあまりに有名です。
1969年に、バンド名をサンタナと改名し、ファーストアルバム「Santana」をリリースしました。
その後、数々の作品をリリースすするとともに、ギタリストとしてのサンタナ自身も、多くのミュージシャンと交流を続けていき、グラミー賞を10度受賞し、2003年のRolling Stone誌では、”the 100 Greatest Guitarists of All Time”において20位にランキングされているとのことです。
ラテンミュージックを主役としながら、40年以上世界中で活躍しており、ギターを通して、地球上の音楽のジャンル、世代、文化、地理的な壁を越えた世界的なスパー・プレーヤーといえます。
【アルバム紹介】
アルバム: Amigo
発表:1976年
スタイル:ロック ラテン・ロック
イメージ:ラテン・ロック 情熱
サンタナ(バンド)の7枚目のアルバムです。
あの有名な「哀愁のヨーロッパ(Earth’s Cry Heaven’s Smile)」が収録されたアルバムということで、ここに紹介しました。
全7曲中、ギターインストは「哀愁のヨーロッパ」を含めて2曲のみです。
このアルバムがリリースされるまでの過去数年は徐々にジャズを取り入れた作品を発表していましたが、このアルバムでは、全体的にファンクやラテンサウンドを強調し、アップテンポでボーカル曲の多いアルバムに戻り、アメリカ、フランス、オーストラリアなどでトップテン入りしました。
「哀愁のヨーロッパ」は、“泣きのギター”、“哀愁”、“官能”などの表現で楽曲が形容され、魅力的なメロディ、惹きつけられるギターソロなど、ギターインストの名曲として必聴とされる一曲です。
「哀愁のヨーロッパ」は名曲ですが、サンタナの名盤としては、「Abraxas」(1970)、「Caravanserai」 (1972)、「Welcome」(1973)、「Moonflower」(1977)、「Supernatural」(1999)などが、よく取り上げられています。
参考までですが、「Amigo」のジャケットは、横尾忠則によるものです。
タイトル (ギターインスト:赤字)
1.Dance Sister Dance (Baila Mi Hermana)
2.Take Me with You
3.Let Me
4.Gitano
5.Tell Me Are You Tired
6.Europa(Earth’s Cry Heaven’s Smile)
7.Let It Shine
(AMAZON)
Amigo
Carlos Santana - Europa (1976) - studio and live sound (stereo)