【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Gary Moore
出身地:イギリス・北アイルランド
誕生:1952年
活躍期間:1970年代~2011年
ジャンル:ロック
在籍歴:Skid Row、Thin Lizzy
ブルース・ロックのギタリスト、作曲家、歌手として活躍しました。
1960年代にギターを弾き始め、ブルース・ロックの巨匠エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスの存在を知り、影響を受けました。
16歳の時にプロのミュージシャンを目指し、北アイルランドのベルファストからダブリン(アイルランドの首都)に移りましたが、その頃は、フリート・ウッド・マックのピーター・グリーンからの影響が特別に大きかったようです。
シン・リジーなどのロックバンドで活躍を続ける中、1980年前後には、Gary Boyleの「Electric Glyde」やCozy Powellの複数のアルバムなどに参加し、G・ムーア節が炸裂しています。
ブルース回帰したといわれた頃の代表作「Still Got the Blues」(1990年)は、彼の最も有名なアルバムの一つとなりました。
ハードな演奏では、速弾きも見事ですが、魂のこもったソウルフルなブルースをメロディアスに、泣きを入れながらプレイする姿には多くのファンが魅了されています。
ギターインストの名曲としては、The Lonerが有名です。
彼のスタジオ・アルバム8作目の「Wild Frontier」(1987年リリース)に収められています。
哀愁、魂、美しさ、力強さなどであふれたギターに多くのファンが魅了されています。
なお、次のアルバム紹介では、ギターインストのブログなので、SunsetとThe Blisterが収められたアルバム「Tilt」を紹介しています。
【アルバム紹介】
アルバム:Tilt(サンダーストーム)
発表:1981年
スタイル:ブルース・ロック
イメージ:緊張感 願い エネルギッシュ カッコイイ
1981年にリリースされたコージー・パウエル(drums)のアルバムです。
日本名では「サンダーストーム」です。
その中のSunsetとThe Blisterがゲイリー・ムーアのインストで、CDの場合、2曲目と5曲目です。
2曲ともゲーリー・ムーアの作曲で、最高のギタープレーを披露しています(The Blisterは他に一人の作曲者がいます)。
この頃のコージー・パウエルのアルバム「Over the Top」(1979年)、「Octopus」(1983年)には、ゲーリー・ムーアがギタリストとして参加し、インストの曲を残していますので、ファンとしては必聴と思います。
なお、Tiltでは、ジェフ・ベックも2曲参加しています(これもインストです)。
参考までですが、ご存知の方も多いと思いますが、「ゲイリームーア・メモリアル・コレクション」( 2011年)は2枚組となっており、バンド時代の楽曲も含めて、vocalが入ったナンバーが多いのですが、コージー・パウエルとともに作ったSunsetなどのインストの作品も数曲収められています。
ですので、インストにこだわらなければ、こちらのほうがゲイリー・ムーアを存分に楽しめます。
また、ソチ五輪で羽生結弦選手がショートプログラムで使用した「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」ですが、インストは、アルバム「ゲイリー・ムーア/ライブ・アット・ザ・マーキー」に収録されているとのことです。
ですので、おすすめのアルバムは、人によってはこちらのほうが良いのかもしれません。
ギターインストの曲が多いアルバムにこだわらなければ、先の「Wild Frontier」や、ブルース時代の代表作「Still Got the Blues」 (1990年)などが、多くのファンから支持されています。
ファンの中には、the Lonerを聴くために、「Wild Frontier」を求める方もいるようです。
アルバム「Tilt」の収録曲
(ゲイリー・ムーアのギターインスト:赤)
(他のプレーヤーによるギターインスト:青)
1. Cat Moves
2. Sunset (Moore)
3. Living a Lie
4. Hot Rock
5. The Blister (Moore, Airey)
6. The Right Side
7. Jekyll & Hyde
8. Sooner or Later
(AMAZON)
Tilt(サンダー・ストーム)
(AMAZON)
ゲイリームーア・メモリアル・コレクション
(AMAZON)
ゲイリー・ムーア/ライブ・アット・ザ・マーキー
Gary Moore - Parisienne Walkways (Live at the Royal Albert Hall)