■Lee Ritenour(リー・リトナー)■


【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Lee Ritenour 
出身地:アメリカ
誕生:1952年
活躍期間:1960年代~現在
ジャンル:ジャズ  フュージョン
在籍歴:ジェントル・ソーツ フォー・プレイ
 

 1970年代初期からジャズやフュージョンで卓越したプレーヤーとして活躍し、ソロの第1作は1976年、Epicから発表された「First Course」。
 磨きがかかったジャズ・ポップ・アルバムとして絶賛されました。
 
 サウンドは、甘いトーンで穏やかながらもメリハリがあり、かつ洗練されています。

 アメリカ・カリフォルニアのロサンゼルスで生まれ、幼少からギターに親しみ、12歳の時に音楽で身を立てることを決めたとのことです。
 
 16歳で、ママス&パパスとのセッションに参加しています。

 スタジオ・ミュージシャンとしての活躍を続ける中、1970年代の中頃には、ロサンゼルスにおけるトップ・セッション・ミュージシャンとなりました。
 
 そして、1枚目のソロアルバム「First Course」を制作していきますが、その頃はスタジオ・ミュージシャンで活躍している頃で、自分の独自のギター・スタイルに多少の迷いを感じていたと自らが語っています。

 しかし、無事、1枚目を発表し、その後も2枚目(「Captain Fingers.」)、3枚目(「The Captain’s Journey」)のソロ・アルバムを矢継ぎ早にリリースし、ギタリストとしての評価を不動のものにしていきます。

 ロック、R&B、ジャズ、ラテン・ミュージックなどそのプレイは多様ですが、ウエス・モンゴメリーを最も影響を受けたプレーヤーとしています。

 1986年には、Dave Grusinと制作したアルバム「Harlequin」がベスト・アレンジメント部門でグラミー賞を受賞しています。


【アルバム紹介 ~その1~】
アルバム:Captain Fingers.  
発表:1977年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:明るい 安らぎ 優しさ 洗練 ビビッド   




 リー・リトナーの2枚目のソロ・アルバムです。
 
 当時の新しいL.A.ジャズ・ファンク・サウンドの制作に取り組んだ作品で、彼にとっても初期の代表作品であり、ジャズ・フュージョン界でのギタリストとしての地位を確立しました。

 1,2,4曲目はリー・リトナーの作曲で、1曲目のCaptain Fingersはギターインストの名曲といわれ、完成度の高いプレイに賛辞が送られています。

 5曲目はボーカル入りでギターインストではありませんが、リー・リトナーのギターが伸びやかでとても好きです。

 フュージョン界では、必聴の名盤といわれています。

タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Captain Fingers
2. Dolphin Dreams
3. Fly By Night
4. Margarita
5. Isn't She Lovely
6. Space Glide
7. Sun Song


(AMAZON)
Captain Fingers





【アルバム紹介 ~その2~】
アルバム:The Captain’s Journey  
発表:1978年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:明るい 安らぎ 優しさ 洗練 ビビッド    
  



 アルバム「Captain’s fingers.」に続いてリリースされた3枚目のソロ・アルバムです。

 キーボードにデイヴ・グルーシン、ドラムスにスティーヴ・ガッド、ベースにエイブラハム・ラボリエル、サックスにアーニー・ワッツなどこれまでの仲間とのプレイで、タイトに仕上がっていて、聴きやすく、リー・リトナーの世界を楽しむアルバムになっています。

 リー・リトナーの作曲は、1,3,4曲目で、2曲目はビル・チャンプリン(ボーカル)との共作です。

 1曲目のThe Captain’s Journeyは、パート1(静かな海)、パート2(嵐)と組曲風になっており、情景的なプレイになっています。

 4曲目のMatchmakersは、ノリの良い曲で、ドラムのリズム・キープ、サキソフォンのソロ、リー・リトナーのリズムカッティングなどの一体感も素晴らしく、ギターインストの名曲だと思います。

タイトル (ギターインスト:赤字)
1. The Captain's Journey
Part.Ⅰ : The Calm (静かな海)
Part.Ⅱ : The Storm (嵐)
2. Morning Glory
3. Sugarloaf Express
4. Matchmakers
5. What Do You Want ?
6. That's Enough For Me   
7. Etude     



(AMAZON)
The Captain’s Journey 






【アルバム紹介 ~その3~】
アルバム:Feel The Night  
発表:1979年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:明るい 安らぎ 優しさ 洗練 ビビッド    




 ソロ・アルバムとしては4枚目です。

 これまでの3枚と少し趣が異なり、ロック色が強くなり、ギターの音もディストーションが入り、プレイも伸び伸びしています。

 ジャズ系フュージョンよりもロック系フュージョンが好きな人には大歓迎です。

 そういった意味では、大変好きなアルバムです。

 1,3,4,6曲目がリー・リトナーの作曲で、2曲目は、ドン・グルーシンとの共作です。

 1曲目のタイトル・トラックFeel The Nightは、頭からホーンセクションとリズムセクションがファンキーなノリで一体となって始まり、そこにリー・リトナーのギターが入っていき、終わりまで彼のギターが縦横無尽に歌いまくります。

 ギターインストの名曲といわれるナンバーです。

 2,3,4曲目は軽快な曲で、ラテン色の曲もありますが、リー・リトナーのギターの伸びやかさは相変わらずで、聴いていて楽しいです。

 5曲目は、ボーカル入りですが、実は個人的にはこのナンバーがこのアルバムでは一番好きです。

 曲の素晴らしさ(レオ・セイヤーの作曲)、パティ・オースティンのボーカルの見事な歌いっぷり、そして、なんといってもリー・リトナーのギターです。

 イントロ、ソロなどエッジをきかせて歌いまくっています。

 なお、この曲では、スティーヴ・ルカサーがリズム・ギターとなっていてとても豪華なメンバーとなっています。

 アルバムのリズムセクションは今回もドラムスにスティーヴ・ガッド、ベースにエイブブラハム・ラボリエルと最強メンバーとなっています。


タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Feel the Night
2. Market Place
3. Wicked Wine
4. French Roast
5. You Make Me Feel Like Dancing
6. Midnight Lady
7. Uh Oh!       



(AMAZON)
Feel The Night 








【アルバム紹介 ~その4~】
アルバム:Color Rit  発表:1989年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:明るい 安らぎ 優しさ 洗練 トロピカル     
 



 ブラジリアン・サウンド、トロピカル・テイストを前面に出してのご機嫌なアルバムになっています。

 全曲アコースティック・ギターでのプレイで透明感を出しながら、曲によってはエレクトリック・ギターも挿入させて、伸びやかさを増しています。

 10曲中、4曲は愛を歌うボーカル入りですが、全体的に、ソフトでメロウな曲が多く、軽快でメリハリのあるバックに支えられてのリー・リトナーのギター・ワークを味わいながら、リラックスして聴くことができるアルバムです。

 1990年のビルボード・ジャズ・アルバム・チャートで4位を記録しています。

タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Bahia Funk
2. É
3. All The Same Tonight
4. Mister Reggae
5. I Can't Let Go
6. Color Rit
7. The Kiss
8. Malibu
9. Tropical Storm
10. Etude



(AMAZON)
Color Rit






【アルバム紹介 ~その5~】
アルバム:A Twist Of Rit 
発表:2015年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:明るい 安らぎ 優しさ 洗練 ビビッド 日曜の午後  
 


 
 このアルバムは、主に自身のこれまでの作品を取り上げ、新たな編曲、サウンドにより作り上げたものです。

 ”twist”の持つ意味の通り、これまでの楽曲を転がしたり、裏返してみたり、ということのようです。

 ソロの第1作のアルバム「First Course」(1976年発表)からの選曲が最も多く、「Friendship」(1978年)「Earth Run」(1986年)などからも選曲されています。

 音はより丸くなり、自然なギタートーンで現代風のフュージョン・サウンドに挑戦しています。

 ゲスト・ミュージシャンも豪華で、シンセサイザー等のデイブ・グルーシンのほか、ホーンセクションなども多く招いています。

 これまで長く一緒にプレイしたミュージシャンたちとともに、ノリのいい、ソウルフルなコンテンパラリー・ジャズを新しいサウンドで作り上げたアルバムです。

 とても聞きやすいアルバムになっていると思います。

タイトル (ギターインスト:赤字)
1.Wild Rice
2. Fatback
3. Ooh Yeah
4. W.O.R.K.n’ IT (Weckl Ozone Ritenour Kennedy)
5. A Little Bit Of This And A Little Bit Of That
6. Pearl
7. Twist Of Rit
8. Countdown
9. Soaring
10. Sweet Syncopation
11. Bullet Train
12.Waltz For Carmen



(AMAZON)
A Twist Of Rit




Lee Ritenour - Bahia Funk (Remastered)