■EARL KLUGH(アール・クルー)■



【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:EARL KLUGH(アール・クルー)  
出身地:アメリカ
誕生:1953年
活動期間:1970年~現在
ジャンル:ニュー・エイジ ジャズ
在籍歴:Return to Forever 
 
 アール・クルーは、アメリカ・ミシガン州・デトロイト市出身です。
 3歳でピアノを弾き始め、10歳でギターを弾き始めました。
 13歳の時に、テレビでチェット・アトキンスのギターに心を奪われてしまったとのことです。

  若くして、一線に登場し、18歳にはジョージ・ベンソンのレコーディングに参加しました。
 1979年、ボブジェームスとの共作アルバム「One On One」でグラミー賞を受賞しています。

 優しい音色のギターがとても魅力的で、ジャズ、ポップス、R&Bなどをブレンドしながら、彼独自の優しいアコースティック・ギターによる演奏を貫いています。
 
 自分のことをジャズプレーヤーとは考えていないとのことですが、チェット・アトキンスを最も影響を受けたプレーヤーとしています。

 ソロアルバムの1枚目は1976年の「Earl Klugh」で、その後、これまでに30枚以上のアルバムをリリースしており、美しいメロディと巧みなソロ演奏に多くのファンが魅せられています。

 ソロの作品でグラミー賞にノミネートされたアルバムは次の通りです。
「Dream Come True」(1980)、「Nightsongs」(1985)、「Whispers and Promises」(1989)、「Naked Guitar」(2005)、The Spice of Life(2008)。


  

【アルバム紹介 ~その1~】
アルバム:Finger Paintings 
発表:1977年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:ピュア 明るい 安らぎ 優しい リラックス 洗練  

 



 3枚目のソロアルバムです。
 
 1977年に、ビルボードのジャズ・アルバム・チャートで6位に入りました。日本でも人気のあるアルバムだと思います。

 2曲目のLong Ago And Far Awayや5曲目のCatherineがギターインストの名曲として紹介されることがありますが、どの曲も名曲になってしまいそうです。

 プロデュースやシンセサイザーにデイヴ・グルーシン、エレクトリック・ギターにリ-・リトナー、ドラムにスティーヴ・ガッドやハーヴィー・メイソン、ベースにルイス・ジョンソン(チョッパーで有名)など、第一級のミュージシャンとともに制作されたアルバムです。

 メロウで優しい曲や少しファンク系のもの、ジャズっぽいものやブラジリアン・テイストのものなど、アール・クルーのアコースティック・ギターを存分に楽しめるように仕上がっています。
 

タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Dr.Macumba
2. Long Ago And Far Away
3. Cabo Frio
4. Keep Your Eye On The Sparrow(Baretta's Theme)
5. Catherine
6. Dance With Me
7. Jolanta
8. Summer Song
9. This Time


(AMAZON)
Finger Paintings






【アルバム紹介 ~その2~】
アルバム:Sudden Burst of Energy (そよ風のオアシス) 
発表:1996年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:ピュア 明るい 安らぎ 優しい リラックス 洗練 
 



 
 CDのクレジットによると、このアルバムは家族(my mother and my brother)に捧げられています。

 もともと温かくて、優しいメロディ、サウンドの名手のアール・クルーですが、このアルバムも全くその通りで、すべての曲がお気に入りです。

 軽快なリズムの曲、美しくバラード風の曲、爽やかな曲、ラテン風の曲など、最後まで心地よいアール・クルーのギターを堪能できます。

 全曲が彼による作曲、アレンジで、アール・クルーはギターのみでなく、キーボードやエレクトリック・ピアノもプレイしています。

 そういえば、3歳からピアノを習い始めたアール・クルーでした。

 タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Happy Song
2. Maybe Tonight
3. Sunset Island
4. I'll Be Waiting
5. The Wiggle
6. By the Sea
7. Only You
8. Slow Boat to Rio
9. I'll Be Waiting (Reprise)
10. Till the End of Time
11. Open Road


(AMAZON)
Sudden Burst of Energy






【アルバム紹介 ~その3~】
アルバム:Soda Fountain Shuffle  
発表:1985年
スタイル:クロスオーバー・ジャズ
イメージ:ピュア 明るさ 安らぎ 優しさ リラックス 洗練  
 


 12枚目のスタジオアルバムで、シンセサイザーが多く使われており、その分、彼の生ギターが輝き、アルバム全体を明るさ、軽快さが覆っています。

 このアルバムでは、アール・クルー特有のしっとりとした柔らかさよりも、彼の爽快感や明るさが強調されているように感じます。

 個人的にはとても好きなアルバムです。

 全曲、アール・クルーの作曲で、Soda Fountain Shuffleは軽快で特に好きですが、その他の曲も何度聞いても飽きません。

 名曲ぞろいというより、アルバム全体が明るく、爽やかで、元気の出る一枚です。

 1985年のビルボードのトップ・ジャズ・アルバム・チャートで3位を記録しています。

タイトル (ギターインスト:赤字)
1 Just Pretend
2 Baby Cakes
3 Soda Fountain Shuffle
4 Moonlight Dancing
5 Incognito
6 One Night (Alone With You)
7 Some Other Time
8 Rainbow Man
9 Close To Your Heart
10 April Love    



(AMAZON)
Soda Fountain Shuffle  





Earl Klugh - Whispers And Promises