【おすすめのギタリスト】
ギタリスト：Rob Balducci
出身地：アメリカ
誕生：１９６８年（？）
活躍期間：１９９０年代～現在
ジャンル：ロック
ジョー・サトリアーニやスティーヴ・ヴァイの系統を継ぐギタリストです。ヴァイ自身が“ロブはギターのテクニックと感情移入の素質の両方をバランスよく持ち合わせている“と評しています。
アメリカ・ニューヨークで生まれ、１０代初めには音楽スクルーに通い、ジャズやクラッシックを学んでいたようです。
１９９０年には、アメリカのギター専門誌等がスポンサーとなった地元クラブ主催のギターコンテストで「ニューヨーク・ベスト・ギタリスト」に輝いています。
自らをギタリスト、ミュージシャン、作曲家、売れっ子のインストラクターと称し、ギターのテクニックのみでなく、作品の芸術性の高さも追及しています。
自らのプレイスタイルをプログレとハードロックとフュージョンがブレンドされたインストゥルメンタル・ロックとしており、１９９５年にファースト・アルバム「Balance」を発表し、注目を浴びました。
【アルバム紹介 ～その１～】
アルバム：Mantra
発表：２００１年
スタイル：ハードロック ヘヴィメタル オールタナティヴ
イメージ：緊張感 創造的 エネルギッシュ 研ぎ澄まされている 安心感
歌うようにギターがプレイされ、全体的にはヘヴィですが、メロディはとても美しく、なめらかで、時に穏やかさも感じるほどです。
表現が豊かで、気持ちや感情、考え、雰囲気、深さ、欲望などが幾層にもなり、聴き入りながら旅に出るような感じさえします。
レガートを多用し、高音の伸びたトーンや明瞭なサウンドが最高です。
硬質のベースとドラムとのトリオのプレイで、ロブ・バルドゥーチの理想高いサウンドを十二分に楽しめます。
このアルバムは、スティーヴ・ヴァイが立ち上げたFavored Nationsからリリースされています。
収録曲（ギターインスト：赤字）
1. Dance
2. Amadeo
3. Fear
4. Mantra
5. Orimson King
6. My Last Good- Bye
7. Eve
8. Pressure
9. Kendra Lynn
10. Reckless
11. Burning Man
12. No Mystery- Bonus
(AMAZON)
Mantra
【アルバム紹介 ～その２～】
アルバム：Color of LIght
発表：２００5年
スタイル：ハードロック ヘヴィメタル オールタナティヴ
イメージ：緊張感 創造的 エネルギッシュ 研ぎ澄まされている 安心感
３枚目のソロアルバムで、Mantraに続いてリリースされた作品です。
全曲が彼の作曲、アレンジで、インタビューでは、作曲をまず第一として、次にそれぞれの部分におけるトーン創りに注力したとあります。
印象的なフレーズや称賛がやまないほどの曲作りへの才能は彼の強みといわれます。
ジョー・サトリアーニやスティーヴ・ヴァイ系のギタリストといわれていましたが、ロブ・バルドゥーチ流の曲作りや音作りの確立に一層取り組んだアルバムといえそうです。
少なくとも、速弾きという点では、このアルバムではそちらの方向でなく、むしろ、じっくりと一つ一つの音を楽しむような作りになっています。
ギターの音は、確かに、マントラの時より翔んでいますが、表現しているものは内面的なようにも聴こえます。
もっとも、速弾きを難なく披露するナンバーも含まれています。
多才な彼だからこそ完成させることができたアルバムだと思います。
また、前作２枚と異なる点は、プロデューサーとして友人のEthan Meixsellを新しく招いていることです。
Ethan Meixselはニューヨークで活躍するミュージシャンで、このColor of Lightやこれまでのロブ・バルドゥーチのアルバムでベースをプレイするとともに、彼自身もエレクトリック・ギターを炸裂させるアルバムをリリースさせています。
そんな二人が力をあわせた、革新的な、野心的なアルバムとなっています。
収録曲 （ギターインスト：赤字）
1 Falling Water
2 The Alchemist
3 R U Divine
4 Empress
5 The Queen of Cups
6 The Color of Light
7 Black Garden
8 Of the Earth (A Vampire Love Story)
9 Dementia
10 I Bleed
11 Cupra
12 Ciree3
13 C.O.L. / Frequency of Twilight (Bonus Track)
(AMAZON)
Color of LIght
Pressure - Rob Balducci