【おすすめのギタリスト】
ギタリスト:Scott Henderson
出身地:アメリカ
誕生:1954年
活動期間:1970年代~現在
ジャンル:ジャズ ロック ブルース
在籍:トライバル・テック
すごいギタリストに出会ったという感じでした、初めて「Live !」を聴いた時は。
スコット・ヘンダーソンはフロリダのウエスト・パームビーチに生まれ、幼い頃からギターを弾き、ブルースロックが全盛期を迎える時代に育ちました。
彼の音楽的な基礎が培われる頃は、南フロリダのいくつかのバンドで、レッド・ツェッペリンからジェームス・ブラウンまで何でも演奏していたとのことです。
ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、リッチー・ブラックモア、そしてアルバート・キングの影響を受けていますが、現在の彼の演奏や作曲のスタイルに影響を与えているのはジャズです。
1992年に、ギタープレーヤー誌の読者投票でNo1ジャズギタリストに選ばれています。
【アルバム紹介 ~その1~】
アルバム: Live !
発表:2005年
スタイル:フュージョン ジャズ・ファンク
イメージ:緊張感 刺激的 創造性 エネルギッシュ 冒険 挑戦 異国
1曲を除いた全てが、ロサンゼルスの小さなジャズ・クラブで録音されたこのアルバムは、緊張感がいっぱいで、ハイテンションです。
伸びやかなフレーズもあれば、歪もゆがみもあり、縫い目のない連続性の中で、ブルースをベースにした、フュージョン系のギターを目いっぱい堪能できます。
パターン化された音楽でなく、より多様性のある複雑な演奏が続き、フュージョンファンにとってはアルバムが終わるまで固唾を飲んで聴き入るほどで、刺激的で、攻撃的なギターです。
ドラムとベースとギターのパワー・トリオによる演奏です。Disk1と2の2枚組。
タイトル(ギターインスト:赤字)
DISC 1
1. Slidin’
2. Well To The Bone
3. Sultan’s Boogie
4. Xanax
5. Lady P
6. Jakarta
7. Tacos Are Good
DISC 2
1. Dog Party
2. Fee Fi Fo Fum
3. Meter Maid
4. Nairobe Express
5. Devil Boy
6. Hillbilly in the Band
(AMAZON)
Live !
【おすすめのアルバム ~その2~】
アルバム:Vital Tech Tones
発表:1998年
スタイル:フュージョン ジャズ・ファンク
イメージ:緊張感 刺激的 エネルギッシュ
超絶技巧のパワー・トリオによる超絶ジャズ・ロックです。
スコット・ヘンダーソンのギターは相変わらず、鋭角的で縦横無尽で、ジャズ・ファンクの響きが冴えわたっていますが、ギターとベースもしっかり存在感を示しています。
3人の絡みと信頼がファンを唸らせます。
どの曲も素晴らしいですが、3曲目のDr.Heeは、ギターインストの名曲として薦める人もいるようです。
Vital Tech Tonesというアルバム・タイトルは、3人のそれぞれ別のバント名の一部をくっつけたものだそうです。
ドラムのステーヴ・スミスのVital Information、スコット・ヘンダーソンのTribal Tech、ベースのヴィクター・ウッテンのBela Fleck and the Flecktonesという具合です。
9曲中7曲は、この3人による作曲です。
テクニックと作曲に秀でた3人が、革新的なフュージョンの世界を拓いています。
タイトル (ギターインスト:赤字)
1. Crash Course
2. Snake Soda
3. Dr. Hee
4. Everglades
5. Two For One
6. King Twang
7. The Captors
8. Giant Steps
9. Lie Detector
(AMAZON)
Vital Tech Tones
Scott Henderson Dolemite Live